【勘違いしてない?】愛犬の気持ち、ホントはどうなの?誤解しがちな行動やしぐさを徹底解説!
- えふ子
- 2024年9月13日
- 読了時間: 7分

犬は言葉を話せない代わりに、様々な行動やしぐさで私たちに気持ちを伝えています。
しかし、その中には、私たちが勘違いしやすいものも少なくありません。
愛犬の気持ちを正しく理解し、より良い関係を築くために、今回は「勘違いしがちな犬の習性やしぐさ」をテーマに、その本当の意味や正しい対応策を詳しく解説していきます。
目次
勘違いしやすい犬の行動と、その本当の意味
「うれしい!」と勘違いしがちな行動
「怒っている!」と勘違いしがちな行動
「甘えている!」と勘違いしがちな行動
勘違いしやすい犬の体のサインとその本当の意味
尻尾のサイン:振るだけじゃない!
耳のサイン:感情のバロメーター
目のサイン:見つめる先に隠された想い
犬種による行動・しぐさの違い:個性を見極める
まとめ:愛犬とのコミュニケーションをもっとスムーズに!
勘違いしやすい犬の行動と、その本当の意味
「うれしい!」と勘違いしがちな行動
ジャンプして飛びつく
愛犬が嬉しそうにジャンプして飛びついてくる姿は、飼い主にとって嬉しいものです。しかし、実はこの行動、必ずしも「嬉しい」という気持ちだけを表しているわけではありません。
興奮している: 特に、久しぶりに飼い主と会った時や、お散歩に行く前など、興奮状態にある時に飛びつくことが多いです。
要求がある: おやつが欲しい、遊んでほしいなど、何かを要求している時に飛びつくこともあります。
不安や緊張: 特定の人や状況に対して不安や緊張を感じている場合、飛びつくことで安心感を得ようとすることもあります。
吠えながら近寄ってくる
愛犬が吠えながら近寄ってくる場合も、「嬉しい」という気持ちだけでなく、他の感情が隠されていることがあります。
警戒心: 見知らぬ人や犬に対して警戒心を抱いている場合、吠えながら近寄ってくることがあります。
興奮: 遊びたい、何かを要求したいなど、興奮状態にある時に吠えながら近寄ってくることもあります。
恐怖: 大きな音や急に動くものに驚いた時など、恐怖を感じて吠えることがあります。
これらの行動に対して、飼い主が「嬉しい」と勘違いして過剰に反応すると、犬は飛びつきや吠えを繰り返すことを学習してしまいます。そのため、まずは犬の気持ちを正しく理解し、状況に応じた適切な対応を取ることが重要です。
「怒っている!」と勘違いしがちな行動
唸り声
犬が唸り声をあげると、多くの人は「怒っている」と感じます。しかし、唸り声は必ずしも攻撃性や敵意を示すものではありません。
警戒心や不安: 見知らぬ人や犬、苦手な状況に対して、警戒心や不安を感じている時に唸り声をあげることもあります。
痛みや不快感: 体のどこかに痛みや不快感がある場合、唸り声をあげることもあります。
資源を守る: おもちゃや食べ物など、自分の大切なものを守ろうとしている時に唸り声をあげることもあります。
歯をむき出しにする
犬が歯をむき出しにするのは、威嚇や攻撃のサインであることが多いですが、必ずしもそうとは限りません。
遊び: 遊びに夢中になっている時や、興奮している時に、歯をむき出しにすることがあります。
笑顔: 犬の中には、嬉しくて笑顔を見せる時に、歯をむき出しにする犬もいます。
カーミングシグナル: 相手に敵意がないことを伝えるために、唇を少し上げて歯をチラッと見せることがあります。これは「カーミングシグナル」と呼ばれるもので、緊張や不安を和らげるためのコミュニケーション手段です。
これらの行動を見た時は、犬の表情や体の姿勢、状況などを総合的に判断し、本当に怒っているのか、それとも他の感情を表しているのかを見極めることが重要です。
「甘えている!」と勘違いしがちな行動
足元にまとわりつく
愛犬が足元にまとわりついてくるのは、飼い主への愛情表現の一つですが、必ずしも「甘えたい」という気持ちだけを表しているわけではありません。
要求がある: おやつが欲しい、遊んでほしい、散歩に行きたいなど、何かを要求している時に、足元にまとわりつくことがあります。
不安や寂しさ: 一人ぼっちになるのが不安だったり、寂しさを感じている時に、飼い主のそばにいたいという気持ちから、足元にまとわりつくことがあります。
注意を引きたい: 飼い主にかまってほしい、遊んでほしいという気持ちから、足元にまとわりつくこともあります。
前足で軽く触れる
犬が前足で飼い主を軽く触る仕草は、一般的には「甘えたい」という気持ちの表れだと解釈されます。しかし、この仕草にも他の意味が含まれている場合があります。
要求: おやつが欲しい、遊んでほしいなど、何かを要求している時に、前足で軽く触れることがあります。
注意を引きたい: 飼い主にかまってほしい、何かをしてほしいという気持ちから、前足で軽く触れることがあります。
不安: 不安を感じている時や、安心感を求めている時に、飼い主を前足で軽く触ることもあります。
これらの行動を見た時は、犬の表情や体の姿勢、状況などを総合的に判断し、本当に甘えているのか、それとも他の要求があるのかを見極めることが重要です。
勘違いしやすい犬の体のサインとその本当の意味
犬は全身を使ってコミュニケーションを取ります。特に、尻尾、耳、目は感情を表現する上で重要な役割を果たします。しかし、これらのサインも、私たちが勘違いしやすいものがあります。
尻尾のサイン:振るだけじゃない!
犬が尻尾を振るのは、嬉しい時だけではありません。尻尾の位置や振り方によって、様々な感情を表しています。
高い位置で大きく振る: 喜びや興奮を表します。
低い位置でゆっくり振る: 緊張や不安、または挨拶を表すこともあります。
尻尾を下げて小刻みに振る: 不安や緊張、または服従を示します。
尻尾を脚の間に挟む: 強い恐怖や不安を感じています。
尻尾の動きだけでなく、他の体のサインと合わせて、犬の気持ちを総合的に判断することが大切です。
耳のサイン:感情のバロメーター
犬の耳の動きや位置も、彼らの感情を反映します。
耳をピンと立てる: 興味や警戒心を示します。周囲の音や動きに注意を払っている状態です。
耳を後ろに倒す: 恐怖や不安、または親愛の情を示します。
耳をリラックスさせる: リラックスしている状態や、安心していることを示します。
耳のサインは、犬の感情を敏感に反映するため、注意深く観察することで、彼らの気持ちをより深く理解することができます。
目のサイン:見つめる先に隠された想い
犬の目の動きや表情も、彼らの感情を伝える重要な要素です。
目を大きく見開く: 驚きや恐怖、または興味を示します。
目を細める: リラックスしている状態や、安心していることを示します。
目をそらす: 敵意がないことを示すために、目をそらすことがあります。これは、相手を威嚇したり、攻撃する意思がないことを伝えるためのカーミングシグナルの一つです。
じっと見つめる: 何かを要求しているか、あなたの反応を伺っている可能性があります。また、挑戦的な態度を示している場合もあります。
犬と目を合わせるのは、信頼関係を築く上で大切ですが、長時間見つめ続けると、犬によっては威嚇されていると感じることもあります。アイコンタクトは短時間にとどめ、犬が目をそらしたら、それを尊重するようにしましょう。
犬種による行動・しぐさの違い:個性を見極める
犬種によって、特有の行動やしぐさがあります。例えば、
牧羊犬: 群れをまとめる本能から、他の犬や人を追いかけたり、円を描くように動き回る仕草を見せることがあります。
猟犬: 獲物を追跡する本能から、地面の匂いを嗅ぎながら歩いたり、急に走り出したりする仕草を見せることがあります。
テリア: 穴を掘る習性があるため、庭を掘り返したり、ソファの下に潜り込もうとする仕草を見せることがあります。
また、同じ犬種でも、個体によって性格や行動パターンは異なります。愛犬の個性を見極め、その犬に合った接し方をすることが大切です。
まとめ:愛犬とのコミュニケーションをもっとスムーズに!
犬の行動やしぐさを理解することは、愛犬とのコミュニケーションを円滑にし、より良い関係を築く上で欠かせません。
しかし、中には私たちが勘違いしやすい行動やしぐさも存在します。
この記事で紹介した情報が、愛犬の気持ちを理解し、適切な対応を取るための一助となれば幸いです。
愛犬との生活をより豊かに、そして幸せなものにするために、彼らのサインを見逃さず、常に愛情と理解を持って接するようにしましょう。